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映画「赤い夕陽のジュリー」から学んだこと
きのうの「イチオシ!」で放送した
北海道むかわ町穂別のお年寄り達の映画作り、
多くの人から反響をいただき、感謝!です。

「わしらにも映画つくれっべか?」と
穂別のお年寄りが、崔洋一監督に質問したのがきっかけ。
もちろん、ノウハウを教えてくれる崔監督がいなければ
今はないのですが、
それに応えた町民、ことにお年寄りのすばらしさ!

きのうは「シリーズ老後の居場所」として放送しました。
ゆえに、なぜお年寄りが夢中になって4本も映画を作ったのか、
なぜみんな元気なのか、なぜニコニコしているのか・・・
色々な人に話を聞いてまわりました。

その結果わかったこと。

診療所の医師から伺ったこと・・・
①お年寄りは、映画を完成させた、人に褒められた、という
 達成感をばねに、
 又次へのエネルギーを作っているということ。
 達成感がうむエネルギーは、糖尿病の食事療法や禁煙にも使われていますよね。

②お年寄りは、心が動くと体が動くということ。
 好きなこと、やりたいことがあることが何より大事。

町の保健師さんに伺ったこと・・・
③お年寄りを、いたわらないこと。
 いたわると、心も体も下がってくる。
 多少厳しくても、責任をもたせ、誰かの役に立っていると自覚させる。

④お年寄りには妥協なくぶつかること。
 お年寄りがもつ可能性を信じて、ぶつかることこそが
 人を大事にすること。

なるほど、穂別のお年寄り達をみると、全て納得できます。

82歳のおじいちゃんに、ガンさばきを練習させ、
最後には、地面を転がりながら銃を撃つシーンを撮る、なんてこと、
だれが、させようと思うか?
だれが、しようと思うか?
でも、穂別では、当たり前なんです。

映画の主役の高橋さん82歳は、映画を撮り終えて、
「人生のいい勉強になった」とおっしゃいました。
82歳になっても、
まだまだ、人生は勉強するモノなんですね。
すばらしい。
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by office_pallet | 2011-04-14 22:10 | お仕事
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